Love-ing(アイエヌジー)
「なにそれ。アッタマ来ちゃう!弥亜ちゃんが入れないっていうなら、私も入部しないわよ!それじゃ。行こ、弥亜ちゃん」
「あ、えっちゃ・・」
「ちょーっと待った、二人とも。今の発言は悪かった。部長として部員の失礼な発言を詫びる。許してほしい」と言って、私たちに最敬礼をしている「部長」に、「そこまでしなくても!」と、私は慌てて言いながら止めたけど、えっちゃんは、ツンとすました顔で――そのカワイイ表情が、男子部員たちを喜ばせているみたい――そっぽを向いてるままだ。
< 20 / 152 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop