Love-ing(アイエヌジー)
・・・えっちゃん、機嫌、直ってる。良かった。
やっぱり、この3人は仲が良い、っていうか・・年齢(とし)とか、性別とか気にせず、和気あいあいとしゃべることができてる。これが、普通の「コミュニケーション」、なんだろうな。
えっちゃんみたく、辻堂監督(や、他の人でも)に、「軽いこと」を「サラッと」言うなんて、私には、できない・・・。

いつもの光景を見て、少し落ち込んでいた私だったけど、ビデオが再生されてからは、試合を見ながら、スコア記入をすることに、集中するところを切り替えた。

同時に、疎外感や、孤独を感じている――いつもの――気持ちも、すぐ、どこかよそへ、置くことができた。
だって・・さっき、初めて辻堂監督と、「まとも」に――と、私は思ってる――「会話」ができたし、監督の顔も、ちゃんと見ることができたから。

辻堂監督の目は、1等星のようにキラキラしてて、男の人に、こういう表現が当てはまるかどうか、分からないけど――とても、キレイだなって・・・思った。

いつまでも見ていたいって、思った。
< 74 / 152 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop