ある日、学校に監禁されました。
ビデオ通話
その間にも町はあちこちで火災が起こっていた。


現象の始まりが昨日の昼間だったこともあり、多くの家庭が料理をしている最中だった。


そんな中風に切り刻まれて亡くなったいるから、これほどの火災になっているのだ。


今でも消防車や救急車の音は聞こえて来るけれど、その音も昨日に比べたら随分と少なくなっていた。


車の中にいても危険だから、助けたくても助けられないままなのだ。


その間に、被害者はどんどん増えて行く。


あたしは窓から見える火災から目を逸らし、大きく息を吐きだした。


さっきまで聞こえてきていたサイレンが、今はもう聞こえてこない。


事故を起こしてしまったのかもしれない。


ということは、まだ現象は収まっていないと言うことだ。


あれ以降、ユーキからの連絡もこないし、騙されたのかもしれない。


あたしの顔写真を見て、好みじゃないから無視している可能性もある。


悔しさが込み上げて来て、あたしは下唇をかみしめた。


せめて、書き込んだかどうかの連絡くらいは欲しかった。
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