ラブマジック[完]
「壱馬こそ」
「呼び出し」
「ドンマイ」
「お前に言われたくねぇよ」
何普通に話してんだよ!
もっと、嫌味言ってよ。
怒ってよ。
ガタンと前の方で音がしたから、きっと壱馬前の席に座った。
お互い無言のくせに、居心地悪いって感じじゃない。
「俺、甘いもん嫌いなんだよ」
沈黙を破ったのは壱馬から。
でも、そんなの、
「知ってるし」
「あ?」
「だから、知ってるの!壱馬が甘い物嫌いなこと!」
バッと顔を上げて言う。
「何で知ってんだ。話したことねぇだろうが」
「直接わね!」