ラブマジック[完]
朝から苦労したんだね、君!
「もちろん、このあと予定が無ければだけど!」
予定はない!
ないけど………万が一一緒に歩いてる所を壱馬に見られたら…………。
ひぃぃぃぃ!!
考えたくない!
「頼れるの七瀬さんしかいないんだ!」
うっ!
「それさ、あたしも一緒でもいい?」
「愛心!」
私と立花の間にサッと入って来たのは頼りになる愛心。
「いいよね!別に!さ~行こう!すぐ行こう!」
あ、もう行くこと決定なのね、愛心さん。
帰り道。
とりあえず、立花くんが行きしなに迷ったってことで登校道を行く。