天然お嬢様の恋はどこまでもマイペース
午前9時。

高杉邸にお邪魔して2時間余りが過ぎた。

メールは夜中に送ったが、爽子からの連絡は無い。

本当に帰ってくるんだろうか?
もしかしてメールを見ていないんじゃないだろうか?
不安は募るばかりだ。

「コーヒーでもいれましょうか」
お母さんも落ち着かない様子。

その時、
ガチャ。
玄関の開く音。

俺とお父さんお母さんが一斉にかけだした。
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