心拍数上昇中!!
あれから、私は怖さのあまり黙々と作業した。顔を見ることも出来ないぐらいに気まずかったから

もちろん、お礼も言いたかったけども
まずは、自分の気持ちを落ち着かせることを優先した。

退勤時間となり、カバンを持ち店から出ようとした時………


「あやちゃーん」


「はい?あ、佐藤さん…」

「ごめんね、行けなくて…大変だったらしいわね」と佐藤さん

「…あ、はい…」


「ヒデから話は、聞いたけど……結構理不尽なこと言われたんだよね。対象出来ないわけでもないけど、一週間過ぎてたから今回大事になりかけたのよね」



「はい、」


「あなたのとった対応は、悪くなかったから安心して。でも、全部一人で解決しようなんて思わないこと… いいわね?」


まるで心を読んだかのように言ってきた。こういうところが佐藤さんの恐ろしい所だ。

「……わかりました、すいません…」


確かに一人で出来る!と思ってました。そしたら、負担が減るだろうと

でも、それがいけなかった


「…うん、それとね…ヒデが」


「はい…」


「木崎さんが怯えてて、俺嫌われたかな って愚痴ってたわよ?確かにあの子普段は、しっかりしてるのにお馬鹿な所があって怒ると怖いけれども」と佐藤さんは、クスクス笑いながらそう言った。




あーー、バレてた…避けてるのバレてた…


「嫌い……じゃ…ないですよ…確かにめちゃくちゃ怖かったけど」


「なら、言ってきなさい?結構凹んでたから…後輩に嫌われるのって結構くるのよ?」と佐藤さんは、苦笑いして言った。


「……はい!」

私は、急いで店のバックへと向かった




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