心拍数上昇中!!
中学に入ったばっかりの頃…
当時は、どこに入部しようかとか将来は、何になりたいとか決まってなかった。
なにより、クラスに馴染めるかすごく不安で仕方なかった
私が通ってた中学校の近くには、高校もあって…そのせいなのか近くにある駄菓子屋とかファーストフード店とかは、いつも賑やか。そんな所に気軽に入れる子達が、私にとっては大人みたいに思えた。
おしゃべりは、好きだけど…積極的なタイプじゃない私には、到底無理なことで
指で数える程度しかいない友達からは
「彩花って、素直だし…話すの好きなのになんで積極的になれないの?もったいないよ」と言われた。
なんで?と言われても私には、積極的になれるほどの勇気がないからで
その時は、返す言葉もなくて苦笑いして誤魔化したけど…
それから友達から言われた事を結構気にしてしまいずっと考えていた。
そんなある日
その日は、本屋に寄ったせいなのか…少し遅めの時間に家へと向かって歩いていた。
高校のグラウンドからは、たくさんの声が聞こえてくる。怒声に似た先生らしき声や笑い声とか
「……そういえば、今日…お兄ちゃん部活休みって言ってたなぁ」
四歳上の兄は、この高校に通ってて自分の身長を生かしてバスケ部に所属している。勉強も出来てカッコいい兄だけど、おおざっぱですぐ突っ込んでいく性格のせいか、兄の友達からは残念なイケメン、黙ってればイケメンなどと言われてる。
しかし、私はその兄の友達の言うことには納得してしまう。なにせ、あの性格だ。あの性格のせいで散々な思いをしたことがある……
思い出すだけでため息が漏れる
「…はぁぁ、帰ろ」小さくそう呟いて顔を上げると
一人の男子が、いきまーす!と声を上げ走り出した。どうやら陸上部らしい
風を切るように
綺麗なフォームで真っ直ぐに前だけを見つめ走る姿に私は、心奪われた
兄の影響もあって、少しばかりスポーツに興味があって、雑誌とかは読んでいた。そのせいか知識は、少しあった。
でも、陸上を見るのはテレビ以外で初めてで
「綺麗…」
私は、この時彼のようになりたいと思った…
彼のように真っ直ぐに前だけを見て走りたいと思った。
当時は、どこに入部しようかとか将来は、何になりたいとか決まってなかった。
なにより、クラスに馴染めるかすごく不安で仕方なかった
私が通ってた中学校の近くには、高校もあって…そのせいなのか近くにある駄菓子屋とかファーストフード店とかは、いつも賑やか。そんな所に気軽に入れる子達が、私にとっては大人みたいに思えた。
おしゃべりは、好きだけど…積極的なタイプじゃない私には、到底無理なことで
指で数える程度しかいない友達からは
「彩花って、素直だし…話すの好きなのになんで積極的になれないの?もったいないよ」と言われた。
なんで?と言われても私には、積極的になれるほどの勇気がないからで
その時は、返す言葉もなくて苦笑いして誤魔化したけど…
それから友達から言われた事を結構気にしてしまいずっと考えていた。
そんなある日
その日は、本屋に寄ったせいなのか…少し遅めの時間に家へと向かって歩いていた。
高校のグラウンドからは、たくさんの声が聞こえてくる。怒声に似た先生らしき声や笑い声とか
「……そういえば、今日…お兄ちゃん部活休みって言ってたなぁ」
四歳上の兄は、この高校に通ってて自分の身長を生かしてバスケ部に所属している。勉強も出来てカッコいい兄だけど、おおざっぱですぐ突っ込んでいく性格のせいか、兄の友達からは残念なイケメン、黙ってればイケメンなどと言われてる。
しかし、私はその兄の友達の言うことには納得してしまう。なにせ、あの性格だ。あの性格のせいで散々な思いをしたことがある……
思い出すだけでため息が漏れる
「…はぁぁ、帰ろ」小さくそう呟いて顔を上げると
一人の男子が、いきまーす!と声を上げ走り出した。どうやら陸上部らしい
風を切るように
綺麗なフォームで真っ直ぐに前だけを見つめ走る姿に私は、心奪われた
兄の影響もあって、少しばかりスポーツに興味があって、雑誌とかは読んでいた。そのせいか知識は、少しあった。
でも、陸上を見るのはテレビ以外で初めてで
「綺麗…」
私は、この時彼のようになりたいと思った…
彼のように真っ直ぐに前だけを見て走りたいと思った。