『再会』筆に込められたラブレター
春  

桜の開花と共に豊島莉奈(とよしまりな)は大学の門をくぐる

入学式を終えキャンパス内は各サークルの新入生を見つけては勧誘するという春恒例のイベントをむかえていた

莉奈も色んなサークルに声をかけられチラシをたくさんもらってはウロウロしていた

何かのサークルには入りたいな~と考えながらキョロキョロしているとふと目に入ってきたものがあった

【歓迎】

大きくてすごく綺麗な手書きの書道文字が……莉奈の足は止まる

と同時に隣にも莉奈と同じように立ちどまった人がいた

「綺麗だよね」

思わず私は話かけていた

「うん、そうだね」

にこっと笑顔で答えてくれた隣の女の子はショートカットのボーイッシュな新入生らしい雰囲気を出していた

「一年生?」

「うん、文芸一年の豊島莉奈です」

「わぁ、私も文芸なの、島田真穂(しまだまほ)です」

私達はすぐ仲良くなり二人で見て回ることに決めた

「私ね県外から来たの、だからまだ友達いなくて嬉しい!」

真穂は嬉しそうに話した

「私は地元だけど文芸には誰も知り合いがいなくて私も嬉しいよ」

「よかった~」

真穂はほっとした様子だった、最初は不安だよね

「明日も回って見ようよ」

私達は連絡先を交換して今日のところは別れた

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