『再会』筆に込められたラブレター
「莉奈か」

「本当に勇斗?小学校以来だね、まさか同じ大学だったなんてびっくりしたよ」

大きな荷物を持ってきた男子は小学校の時に同じクラブチームでバドミントンをしていた田辺勇斗(たなべゆうと)だった

「勇斗が中学受験するからってクラブに来なくなってからだから6年かな?」

「そうだな、結局受験は失敗したんだ、で市立の中学に通うことになったんだよ」

「隣の小学校だったもんね」

「ああ、中学も隣」

莉奈は懐かしい人に会って少し興奮していた

勇斗はクラブの中で唯一同じ学年だった、だから練習もよく同じグループで分けられて一番話の合う子だった

なんか昔と変わらない丸い顔に丸い目、身長は170ちょいくらいだろうか、イケメンというよりは童顔なタイプだった

「バドミントンのサークルもあるだろ?どうしてここに?」

「バドミントンは夜できるから何か違うことをやってみたくて」

「俺達っていつも少しずつズレてたんだよな、習字教室も同じ流派なのに教室違うし、小学校も中学校も隣の地区、スイミングも同じとこに通ってたのに曜日違い……ハハッ懐かしいな」

童顔で丸い目が笑うと小学校の時の面影があると思った

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