運命の恋~もしもあの時・・~
「やっぱり何かあったのか?元気ないなぁ。何気に2人でご飯初めてだったけど嫌だった?先輩呼ぼうか?」

えっ?出来るだけ明るく努めてたのに気づかれた。
思わずえって顔して田邉さんを見る。

「プッ、そんなどうしてわかったって、顔で言われても。香織は顔に出やすい上に俺は良く見てたからわかるよ。」

「ハハッそうか…記憶はないけど見てたんだ。別に田邉さんが嫌とかはないよ。どちらかというと元気な姿を見ると私も元気になれる!夏の間の疲れが出ちゃったのかな。」

笑ってごまかすけどどこまで見透かされるんだろう…

「ならいいけど、あんまり無理にダイエットなんかするなよ!楽しく健康的にだからな。
本当は今日、先輩も来たがってたんだけど一緒に帰ってきた夏川ってヤツがやつれてご飯食べないんだ。だからそいつの世話をしてる。長期で海外に行き過ぎなんだよ…2週間もすれば帰ってきてたのに今回はずっといなかったもんな。」

「そうだね…みんな体調崩しちゃうのが一番ダメだよね!その人も大変だったんだね。海外で生活するなんて想像もできない。」
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