運命の恋~もしもあの時・・~
思ってもいないほど良い話だった。
こんなに自分にとって都合の良い事はない。

「本当に私で務まるかしら?私にとっては本当にありがたい話だわ。」

「福利厚生もしっかりしてるからたぶん上との掛け合いで手当ても出してもらえるかも。あとはあちらの管理者と面談して決めていかないといけないけど月にいくら稼ぐ必要があるか考えておいてね。そして国からの補助金も出るでしょう?そんなのも調べて、あと養育費と、って菊池さん養育費払ってくれるわよね?」

「う、うん。まだいくらとか具体的な話はしてないけど金銭面でサポートしてくれるっては言ってたわ。」

でも具体的にいくらとか考えだすと本当に私ひとりで娘を育てていけるのか心配になってきた…
家を借りて、光熱費、食費に、娘にもお金はかかる。
ひとりで稼ぐには正直不安がある。
国からの補助金…確かに母子家庭になれば国から補助金が出ると聞いたことはあるけど…

「まぁ、今すぐに働くよりはまず話し合いしてからの方がいいと思うから。きちんと主張するところは主張してね!2人の子どもをひとりで育てることになるんだからその子にかかる時間分働けないのも当然でしょ?その分の援助は受けて当然だと思うわよ!」

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