運命の恋~もしもあの時・・~
小悪魔って…この年で…?

「あ、うん…わかっ…た。」

「今安心したいんでメールしてもらえます?」

「今?えっ、なんてメールしよう…」

夏川くんがかなり強引だ…
なんてメールしたらいいのか、人前でなんてちょっと?かなり?恥ずかしい…

「ほら、きっとひとりになったら悩んでメールするのやめそうですもんね。今日僕たちとランチ行きました。社長は元気ですか?みたいな軽い感じで大丈夫です。さぁ!」

メールなのにかなり緊張する…
メールを打つ手が汗ばんで上手く打てない。

「こんな感じでいい?」

『こんばんは。お久しぶりです!今日田邉さんと夏川くんとお昼に会いました。稗田さんはお元気ですか?菊池』
って打ったメール画面を夏川くんに見せる。

「はい!バッチリです。さぁ、早く送信してください!」

ステキな夏川スマイルにウインク付きで言われた。
そのスマイルに急かされながら送信ボタンを押した。
はぁ、ドキドキした。手汗もすごいし…

「はぁ、疲れた…」

つい、口から出てしまって夏川くんからまた笑われた…
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