運命の恋~もしもあの時・・~
24
そして翌週の月曜日から働きはじめた。
ただただ毎日必死で覚える事も多く家に帰れば家事に娘にと目まぐるしく過ごした。
ありがたいことに娘は学童にすぐに馴染め、他学年のお姉さんたちにも可愛がって貰えているようだった。

11月も半ばになり何となく今の生活ペースが掴めてきはじめた。
有希家族とは日曜日に一緒にランチを食べに行った。
そこで有希と旦那さんに稗田さんとのことを改めて報告した。
離婚したばかりでもうっ!?て呆れられるかと思っていたのに2人はすごく喜んで祝福してくれた。
いつでも娘をお泊まりに来させてもいいからって言ってくれたけど私自身、今の生活でいっぱいいっぱいであれから稗田さんとは会えていない…
メールが主でたまに時間が合えば電話をするくらいだった。

今まではそれで満足できていたのにあの夜以来会いたくてたまらない。
でも付き合ってるってだけでメールや電話が楽しくて忙しい日々の癒やしの時間になっていた。
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