運命の恋~もしもあの時・・~
30
~オーストラリア~


やっと着いた…
飛行機の手配して、準備してと、結局元の世界に帰ってきてから24時間が過ぎてようやく千秋のもとにたどり着きそうだ。

「社長、やっとつきました。千秋って今どこにいるかわかります?」

『お前なぁ~一度も顔見せずに行ったな!薄情者…どうせ泊まるとこも決めてないんだろう?』

確かに、飛行機まで時間あったし顔くらい見せに行くべきだったか?

「ホテルは千秋の部屋に泊まります。」

『ハハハッ、半年もほったらかしてそう簡単に受け入れてもらえると思うなよ!あいつの気持ちも考えろ。』

「えっ?」

拒否されることは考えてなかった…

『フッ、たぶん大丈夫だけどな。念のために野宿は危ないから同じホテルに部屋を取ってある。』

「さすが社長、できる男は違いますね~!」

本当にありがたい上司であり、友人だ。
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