運命の恋~もしもあの時・・~
稗田さんが心配してくれてるから少しオーバーに明るくしてみた。
そんな私を見て結構爆笑に近い感じで笑ってる?

「そ、そんなに笑わないで下さいよ。おかしな事いいましたかね?」

「ごめん、ご、プッ。ンフフフッ。香織ちゃん可愛いよね。最高。」

何にツボッたのかわからないけどとりあえず笑っている稗田さんを無視して注文した。

「うん、本当に良かった。もう香織ちゃんは俺たちに関わりたくないって言うと思ってたからご飯一緒に来てくれたこともこんなに喜んでくれたことも嬉しいよ。」

まぁ、正直ドン引きレベルで私のことを知っている田邉さんにどういう顔で会ったらいいかとかわからないけど…
でも田邉さんに嫌悪感をどうしても感じないし、本当にもしかするとどこか遠くにもう一人私がいるのかも?
かなり有り得ないけどそう思わさせられる。

「私って危機感ないっておっしゃるでしょ?確かに今回のことは危機感がないと自覚してます。旦那も子供だっているから私に危険が及ぶことは避けなければ家族に迷惑がかかるし。でも田邉さんに対して本当に危険な感じがしないんです。あっ、もちろん稗田さんも!」
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