目覚めたら契約花嫁
ただ、このレアード家当主で財も地位もある人。

それだけしか知らない。


「今日、ロイは?」

「夜遅くに帰られるかと。」

「そう。」


契約した日から彼は仕事が忙しいのか姿を見てない。

色々と聞きたい事が山程あるが、話す機会が訪れないのだ。

仕事か………。


「私も働こうかな………。」


ふと呟いた言葉にダヴィが反応する。


「それは無理ですね。リン様はロイ様の花嫁ですから。」

「花嫁は働けない国なの?」


素直に思った事を聞いてみる。

するとダヴィは溜め息を吐いた後、説明をしてくれた。


「働けない訳ではありませんが、絶対にロイ様は許さないでしょう。財もあるのに、働く必要ありませんから。」
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