【完】俺の隣にいてほしい。
その日の放課後、私は学校を出ると、そのまま一人でまっすぐ駅に向かった。


いつもは校門の前まで椿くんが迎えに来てくれるけれど、今日は駅前のハンバーガーショップで待ち合わせをしてる。


椿くんは今日はいつもより学校が終わるのが遅いらしく、そのためお店で待ち合わせることになったんだ。


お店に到着したところで、椿くんに一度メッセージを送る。そしたら椿くんはちょうど今終わったところだったみたいで、『今から行くから待ってて』と返事が来た。


先に中に入って、何か注文しておこうかな。


そう思って店の入り口の前まで歩いていく。そしたらそこで、ふと後ろから声をかけられた。


「ねぇ、ちょっとそこの君」


何かと思い振り返ったら、そこには派手な髪色の男子高生二人組が立っていて、ニヤニヤしながらこちらを見つめている。


二人とも、石ノ森高校という学校の制服を着ていて、一言で言うと、不良っぽい感じの人たちだ。


「……はい」


ちょっと怖そうだなと思いながらもおそるおそる返事をしたら、その瞬間、二人が勢いよく話しかけてきた。


「可愛いね~! 一人なの?」


「い、いえっ、あの……」


「なになに、花園のお嬢様じゃん! 制服似合ってるね~。ねぇねぇ、良かったら俺らとお茶しようよ」



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