Love EaterⅡ
それは何事も無かったかのように。
血の跡がまるで大袈裟なフェイクの様に感じる程に。
それでも、
「あぁ〜……久々にやったけど…痛いわコレ。貧血にもなるし…」
「あったりまえだ!ボケッ!ってか、久しぶりって事は初犯じゃねぇな?この野郎!」
「ええ〜初犯って…犯罪扱い?ってか何でそんなキレてるかな?ご覧の通りに僕…」
「お前がどんだけ規格外で心臓撃ち抜かれても首を跳ねられても死なねえって言われようとな、俺が嫌なんだよっ!好きな女の血なんか誰が見たいかっ!」
「っ…ソルト……、それ、流石に僕も死ぬと思う」
「着眼点そこかっ!?勢いで言ったけど綺麗にスルーされたら逆に恥ずかしくなんだろうがっ!…って、……あれ?そうなの?」
てっきり不死身アピールのリストカットかと思ったのに。
そんな思考もあって六花の補足には見事憤りも粉砕されてしまう。
それでも、目の前で傷跡が塞がっていくのを見たのも確か。
それを目の当たりにしたのはソルトだけではないのだ。