Summer -未成年-


どうやらこの爺さん、
かなりの大声持ちのようだ。


感情に比例してボリュームがでかくなるのか、“これだから東京もんは・・”と喚いている。




『“類は友を呼ぶ”・・ですね。』


「・・・どういう意味ですか?」


耳に付けたイヤホンから笑みを含んだ声が聞こえてくる。



『神野くん、岡本捜査官から話を伺ってください。』


「見て分かるでしょうに。あのジジイ、随分とカッカしてるようだけど?」


『“久し振りに生意気な小僧が現れた”と、
喜んでいるように私には見えますよ。』


「・・・?」







「小僧、さっきから何をブツブツしとる?」


「東京にいる上司とこれで通信してるんですよ。」


「・・ハイカラなもん使いよって。
それで?儂に何を聞きたいんじゃ?」


「どうして他殺だと思った?」


「・・・・・・・・・・・。」


「事件の概要は把握してる。

どうして他殺だと思ったか・・あんたの見解を聞きたい。」

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