虹色シンデレラ
トントン。

「哲翔様」

菅原の声。


はー。

「何だ?」

「奥様がお呼びです。お客様もおいでですので、お戻りください」


「私は本当に大丈夫だから。哲翔さんは行って」

虹子まで。


「分かった。すぐ行く」

「お願いいたします」


仕方ない。もう一度顔を出そう。

一応ホストだしな。
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