【短】時をこえて好きだと言うから
「バレたのが朱里ちゃんでよかったな〜」


ある日突然ひろくんがそうつぶやいた。


「えっ…あたし?」


「うん。秘密も守ってくれるし、一緒にいて安心するし」


「あ、あたしも!!ひろくんと仲良くなれてよかった…」


「ほんとに?それはうれしいな」


「ひろくんの力のお陰かな?」


「この力意外と役に立ってんのかな?車にひかれそうな猫助けたり…みたいなことはあるけど」


「特別な力だもん!!きっと何か意味があるんだよっ」


「意味…ね……」
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