。。折れた羽根、虹の架け橋。。②
「大丈夫?
風邪引いちゃうよ?
タオルあるし、中に入ってっ。」


舞ちゃんーーーー。


「だって、仕事中なのにーーーー。
舞ちゃんが怒られるよっ」


舞ちゃんに、迷惑かけたくない。



「ーーーー病人でしょう?
心が痛いんでしょう?
看護師はね、見えない傷を処置するんだよ。
だから、私が今は側に居たい」



ーーーーやっぱり、好き。


俺は、舞ちゃんの手を掴んだ。


「ありがとう、舞ちゃんっ」







ーーーー病院は、やけにヒンヤリしていた。




ナースステーションには、一人いた。

「すいません、知り合いの方が。
ーーーー処置室にいいですか?」

「あ、なら今日は、帰っていいわよ。
ーーーー彼氏?
かっこいいわね?」

ん?
よく、聞こえない。

何?
なんか、舞ちゃん、顔赤い?

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