。。折れた羽根、虹の架け橋。。②
「ーーーー黒くん、私っ」






なんだ?

なんか、ある?



歪んだ表情。
泣きそうな舞ちゃんーーーー。




「ーーすいません、俺、キスしました!」


ーー!?



明石の爆弾発言に、目を丸くしたのは黒以外の奴ら。



黒は普通、、至って普通。



絶対一番に怒りそうな黒が、怒らない。


「ごめんなさい、黒くんっ」


頰を涙が、加速する。
その涙を、、頰をペロリと舐めた黒がいた。



「ーーガキのキスなんかで、満足したの?
舞ちゃんは、俺のキスじゃなきゃダメなの知ってるよ。

だから、気にしないで俺だけ見てよ!」


揺るがない心。


絶対に、揺るがない心はーーーー
いつだって好きな人に向けてるから。


< 166 / 334 >

この作品をシェア

pagetop