。。折れた羽根、虹の架け橋。。②
「あげは、は龍のことーーーー」


誰かが、囁いた。


「龍は、仲間。
大切な龍神達だよ。
命がけでずっと守ってくれた。
変わらない強さと、優しさがある龍。


あたしはーーーー白を、愛してるーーーー」





これだけはわかる。
揺るがない心があるんだって。
そう、それはーーーー誰に。。




「白ってこの人?
あげはちゃん、なんでっ、いつからその人と」


何を言われてもーーーー




「俺はあげはちゃんが好きだよ!」



揺るがない心がある。。




「せいくん、雄心くん、ありがとう。
だけど、ごめんね。
あたし、好きな人いるから」


ちゃんとーーーー示さなきゃいけない。

たった一人の人が、好きなんだと。


あたしは、白の手を掴んだ。




「いつも、助けてくれてありがとう。
いつも、教えてくれてありがとう。
いつも、優しい白があたしは好き。


誰に何を言われてもーー白が好きだよ」



ちゃんとーー想ってます。。



たった一人を、ちゃんと想ってます。


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