。。折れた羽根、虹の架け橋。。②
信頼ーーーー


あげはと俺がそうな様に、二人も同じ。
通い合うモノがある。


「ーーーーまだ、決着は付いてない。
カップリングがある」



諦めないシュウ。



どう見たって二人は、両想い間違いないのに。

「ーーーあげちゃんっ、スマホ光ってるよ。
さっきから何度も何度も」


スマホの明かり。

サイレントなのか、光だけの音の無い着信。


手に取り、ため息。



「撮影って今から?
あり得ないんだけどっ」


撮影ーーーー?





「あげちゃんもしかして、モデルさんのお仕事?」


キラキラした瞳のあげは。

そりゃまあ、雑誌の表紙を飾る彼女がまさに目の前にいるんだから。

当たり前か。


「うん。
取り直しが一つあってさあ。
めんどくさい女の子が、一人イメージ合わないらしくてさあ、もっとフワフワして可愛い女の子がーーーーっているじゃんそこに!?」


ビシッ!!、とあげはを指差すあげちゃん。


「いたっ、いたよ、あげはちゃんがいた」

キラキラした瞳。


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