。。折れた羽根、虹の架け橋。。②
かっこいい女性ーー
強気な女性にいつだって憧れていた。

あげちゃんは、まさにその代表で。



「あげはちゃん、行きますよ!」

その凛々しさを、兼ね揃えたあげちゃんに
女のあたしでさえ、ドキリ、とした。


引かれた手は、強くーーー

惹き込まれた。。









「あ、あげはちゃん!!ッ!!」



廊下にたむろしていた皆。


最初に声を掛けてきた、明るさのシュウ。




だけど途中、固まってーー



周りも目を丸くして見ている。




「ーーーあげはちゃん。
おいでっ」



あたしーー?

いや、レイくんが見つめてるのはあたしじゃない。



「分かるの?

あたしだって?」



あげちゃんは、照れくさそうに笑っている。


恋した乙女の表情。



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