。。折れた羽根、虹の架け橋。。②
君の笑顔を守るための魔法。



「うん、楽しい文化祭にしょうね!!」


精一杯の笑顔を浮かべた。

文化祭の朝だった。












「いらっしゃいませ!!」







コスプレ喫茶は上々の売れ行きだった。







ーーーーガシャン!!





「なんだよ!
いいだろーが!
俺らは客だぞ!!
女の子3人。
テーブル付けろよ!」



何??





不良が3人。

下品な姿、座り方、しかも酒臭い。

どうみても、未成年なはずなのにーー


「あ、じゃあ3人指名します!
そこの可愛い子達、3人指名します!」


3人ってーーー。



不良達が見てるのは、あたし達だ。


1人がバッ、と歩いてきて。

あたしの手を握った。





やだっーーー!!





「いいから来いよ!接客してよ。
俺達客だよ!!」


違うよーー。


これじゃ、あの頃と変わりない。


助けた変わりに、働いていたあのメイド喫茶と変わらない。



あたしの嫌いな人種と同じで、鳥肌が、消えない。




白ーーーーーー。




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