。。折れた羽根、虹の架け橋。。②
深夜ーー。
寝付かない夜。


「白?
寝れないの?」


誰も居ないリビング。


居るのは寝付けない俺と、、




あげはだけ。


「あげは、おいでっ」




ソファにいる俺は、立ち止まるあげはを呼び引き寄せた。


「ーーあげは。
この1年、色々合ったね。

けど、1番の出会いはあげはに出会った事かな」



そう、暗闇の中で強気な蝶に出会った。

その蝶は、強いながらも弱かった。

だから、守らずには居られなかったー。


「未だに立ち向かうあげはに、俺は何回叱ったかな?
覚えてる?」




頬を少し膨らませたあげはがいた。


何回も無茶して、男に勝てないと言った自分に、強いんだと叫んだ彼女はーー
いつだって強くなろうと頑張っていた。

その度に心配したし、、

その度に叱ったーー。



「最近は、無茶しないじゃん!
偉いなっ」


俺はあげはの頭を撫でた。


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