。。折れた羽根、虹の架け橋。。②
「ーー学習したよ、あたしが強くならなくても白が守ってくれるでしょ?」


そう。

いつだって俺が1番にあげはを助けたい。

「ーーあげはの1番になりたい。
あげはのこと1番好きなの、大切にしたいのは俺だからね」


可愛いから、綺麗だから、だからじゃない。

女の子が苦手な自分が、あげはに惹かれた。

あげはが大切。
大切だからこそ、"それ以上"を望まなかった。




いつもただ寝るだけ。

「旅行さあ、楽しみたいな。」


純粋に楽しみたいあげは。



内心頭の中、あげはとのチャンスを狙ってるなんてあげはには気づかれたくない。



あげはを大切にしたいーー。




「あげは、旅行でさーーあげはと結ばれたい。無理なら断っていいからっ」



あげはを見たら、真っ赤なあげはがいた。


あー、言わなきゃよかったかな。

言って後悔。
だからって当日に、その場の流れは嫌だった。


戸惑って、しなかったら嫌われるとか思われたら嫌だから。


ちゃんと了解を得て、したかった。


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