。。折れた羽根、虹の架け橋。。②
「ーーーーあれ?
レイくん?おはようございますっ」

まだ、暗いけどな。

「あれ、あたしなんでレイくんに抱っこされてるの?」

我に変えるあげは。


恥ずかしいのか、身じろぎするあげは。

「下ろして、レイくん。
恥ずかしいからっ」


真っ赤なあげは。








「ーーーーレイ。
離せよっ」



堪らず出した言葉。





だってーーーーやっぱりいやだ。

あげはに触れるレイが嫌だ。


「離したくない。
離れたくないーーーー。
今は、一緒に居たいっ。
今の一瞬だけでも、側に居たいんだよ」


「レイ、それってーーーーっ。」


レイは、やっぱりあげはがまだ。



「レイくん?」




冷めない熱は、俺だけじゃないのがわかった。


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