。。折れた羽根、虹の架け橋。。②
「あ、あげはみっけ! って、あげは?」


シュウの声。少し、驚いた、戸惑っている声。


「ーーっあたし、もう無理っ!」




君の声は泣いていた。


いや、きっと泣いていた。


「ーーーーあげは?
どうした?」


泣いてるあげはに近寄る白。





「ーーーーー来ないで!
今捕まったら、余計泣いちゃうからっ。
逃してっ!」


ドロケイどころじゃ無いーーーーーー




グイーーーーーーーー。




「あげはちゃん、捕まえた」


ミナミ、ドロケイ続いてんのかよ。


あげはを抱き締めるミナミ。


「離して、今は逃げたいのっ!」



ミナミの腕から逃れたいらしい、あげは。


「やだ、逃がさない。
どこ行くの?
一人で館内の外出る気?

さっきの話忘れた?

狙われてるかも、知れないんだよ?」


あ、、亡霊の話。

それはーーーー龍の知らないこと。



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