純粋で綺麗な涙が1粒流れるとき。私は輝ける事を覚えた
もしあの講演会に行かなかったら?

もし友達と一緒に帰ってたら?

もし違う男性と帰ってたら?

あの日に軽く選んだ選択から私は迷い続けている。


そして…いつも通りのある日、学校終わりに幹太からデートに誘われた。

まとまらない考えが続き、私が私じゃないような感覚になっていた。

駅の待ち合わせ場所。ガヤガヤしてる場所はあまり好きじゃない。

落ち着かなくキョロキョロしてると、人混みに紛れて幹太がこちらに向かってくる。

私は幹太の雰囲気、服装、歩き方など細かな部分まで目で追っていく。

(私は幹太が好きじゃないのかも?)

でもなぜか幹太の動きが気になる。

「待った?急に会いたくなった。いきなり誘ってごめんな!」

話しかけてきた幹太がなぜか少しカッコよく、少女漫画みたいな登場の仕方をしてキュンとしてしまった。
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