HAPPY-LIFE

ループしていた

「翔琉が言いたくないなら話したくなるまで待つからね!」
「待ってて」
「翔琉はあの日がループしてたと思う?」
「してると思うで俺の意志が強かった理由やと思う」
「誰だと思う?」
「俺とお兄ちゃんとお姉ちゃん、お父さんは違うやろ!だけど誰かなんてどうでもいいねん!」
「だけどこの世界作り出すきっかけはその人やない?」
「だとしてもその人は悪くない。その人だって誰かのためにやったんだから」
「そうやね」
「なんとなく感じるねん。あの日をループさせてた人」
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