俺様女王様幼なじみの恋愛模様
リビングのドアから
顔を出したのはさっきまで
寝ていたはずの結愛で。
「なんで隣で寝てないの!
寂しいんだけど…。」
…待ってこれ本当に結愛?
素直すぎじゃね?
「一緒に寝よう…。」
俺の横まで来て無言のまま抱き着いてきた。
しかもそんな結愛は
俺が貸したTシャツ一枚しか着ていない。
いやいや、まじで…。
なにこれ襲ってくださいって
言ってんの…?
危うく手が出そうになった時に気付いた。
「めちゃくちゃ眠そう…。」
目をこすりながら
必死で目を開けようとしているけど
それとは裏腹にどんどん閉じていく瞼。
結愛のことは何でも分かるとか
言っときながら新しく知ったこと。
”結愛は眠くなると甘えてくる”