俺様女王様幼なじみの恋愛模様
「なぁ、結愛。
俺、あいつにやめろって言ってくるか?」
「ううん、大丈夫。
ありがとう達也。
まだああやって誘われるだけだし
実際なにかされるわけでもないし。」
あんまり友達を巻き込みたくない。
「そっか。」
全然納得いかない顔をしていたけど
私の意見を尊重してくれることに感謝。
「まぁ、なんかあったら頼れよ。」
「うん。」
なんて心強い。
絶対だめだけど、喧嘩になれば負けないしね。
それだけ言って達也と竜の二人は席を離れ
明穂だけが残った。
「ねぇ、このこと先輩には話したの?」
「話してないよ。」
話すほどのことでもないかなって。
別に告白されたわけでもないし
ストーカーされてるわけでもないし、
ただ一日一回こうして誘われるだけだし。