俺様女王様幼なじみの恋愛模様


「なに人のベットでくつろいでんだよ。」


「別にいいでしょ~!
広斗のものは私のもの~。」


ちょっとした反抗心で
ベーっと舌を突き出し
どこかのアニメで聞いたことがある様なセリフを口にした。


ムッと眉間にしわを寄せる広斗に
ちょっとまずいなと思いながらも
そばにあったクッションを抱え背を向ける。


「…そういうことしちゃうんだ。」


「え、なに…」


広斗の零した声が私の耳に届くことはなく
聞き返したときにはもう遅かった。


「ひゃあっ!!」


背後でマットレスが沈む感覚がしたかと思えば
耳にふっと軽く息を吹きかけられたのだ。


「な、な、なにして…」
「お仕置き。」


サラッと恐ろしいことを口にした広斗の左手は
逃がすまいと私の手をホールドし、
右手は息をかけた耳を軽く触っている。


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