【シナリオ版】釣った夫は腐ってました!~鈴ノ木夫妻の新婚事情~
光一にしてみれば、華の存在は妻ではなくただの同居人だ。
やましいことがあるわけではなくとも、自分の行動をいちいち説明する義務はないと思っているのだろう。
華(やましいこと……意識的に考えないようにしてたけど、やっぱりそういうことなのかな)
光一はモテる。既婚だろうが、それは間違いないはずだ。相手に困るようなことは絶対にない。
では、光一自身はどうなのだろう。ホワイト光一は誠実そうに見えたけど、本当の彼は?
考えてみても、よくわからなかった。
華はあまりにも彼を知らない。
結局、華はなにも聞けず、光一もなにも言わず、ふたりで朝のニュース番組をぼんやり眺めながら朝食を終えた。
○会社受付、昼。
華「はぁ……」
今日何度めかの大きなため息。
華(だめ、だめ。若くも美人でもない受付嬢なんだから、せめて愛想くらいは良くしてないと)
そうは思うものの、どう頑張ってもテンションはあがりそうもない。
美香「大丈夫ですか〜?華さん、今日疲れてますよ!目の下、クマできてますし。あっ、もしかして、おめでた……とか?」
美香がプルプル、ツヤツヤのお肌で若さが弾ける笑顔を向けてくる。
あまりの眩しさに、直視できない。
華「おめでた……ないない、ありえないよ」
そんな日がくるなんて想像すらできなくて、華は思わず後輩相手に本音を漏らす。
美香「え〜新婚なのにうまくいってないんですか?いらないなら、鈴ノ木さん私にくださいよ〜。
鈴ノ木さんならバツイチでも全然オッケー」
美香は笑いながら、胸元でかわいらしくピースサインを作る。
やましいことがあるわけではなくとも、自分の行動をいちいち説明する義務はないと思っているのだろう。
華(やましいこと……意識的に考えないようにしてたけど、やっぱりそういうことなのかな)
光一はモテる。既婚だろうが、それは間違いないはずだ。相手に困るようなことは絶対にない。
では、光一自身はどうなのだろう。ホワイト光一は誠実そうに見えたけど、本当の彼は?
考えてみても、よくわからなかった。
華はあまりにも彼を知らない。
結局、華はなにも聞けず、光一もなにも言わず、ふたりで朝のニュース番組をぼんやり眺めながら朝食を終えた。
○会社受付、昼。
華「はぁ……」
今日何度めかの大きなため息。
華(だめ、だめ。若くも美人でもない受付嬢なんだから、せめて愛想くらいは良くしてないと)
そうは思うものの、どう頑張ってもテンションはあがりそうもない。
美香「大丈夫ですか〜?華さん、今日疲れてますよ!目の下、クマできてますし。あっ、もしかして、おめでた……とか?」
美香がプルプル、ツヤツヤのお肌で若さが弾ける笑顔を向けてくる。
あまりの眩しさに、直視できない。
華「おめでた……ないない、ありえないよ」
そんな日がくるなんて想像すらできなくて、華は思わず後輩相手に本音を漏らす。
美香「え〜新婚なのにうまくいってないんですか?いらないなら、鈴ノ木さん私にくださいよ〜。
鈴ノ木さんならバツイチでも全然オッケー」
美香は笑いながら、胸元でかわいらしくピースサインを作る。