彼女を10日でオトします
「――わかった。川原はリストから外す」
「ありがとうございます。
そうしたら、ナナさんのことですが。
俺がバイトしてた喫茶店にやってきたんですよ」
高智さんは、黙って小さく相槌をうった。
俺もつられて相槌をうち、話を続けた。
「あの人、今何してると思います?
面白いですよ。真鍋里美」
「真鍋……」
「政治家、真鍋敏郎の妻。
マリファナ売ってくれって言われました」
高智さんは、ふ、と鼻で笑って煙草に手を伸ばした。
金が集まるところには、漏れなくヤクザ。
政界だって例外じゃない。
「紙となんか書くものないですか?」
ライターをポケットにしまうノリさんに声をかける。
「ああ」といって、デスクから持ってきてくれたメモ帳に、頭の中に記憶した名刺の内容を書き出す。
「これ、ナナさん、あ、今は里美さんだ。
里美さんの会社の住所と電話番号、それに携帯番号です」
「あの女に売ってやれってことか」
「ありがとうございます。
そうしたら、ナナさんのことですが。
俺がバイトしてた喫茶店にやってきたんですよ」
高智さんは、黙って小さく相槌をうった。
俺もつられて相槌をうち、話を続けた。
「あの人、今何してると思います?
面白いですよ。真鍋里美」
「真鍋……」
「政治家、真鍋敏郎の妻。
マリファナ売ってくれって言われました」
高智さんは、ふ、と鼻で笑って煙草に手を伸ばした。
金が集まるところには、漏れなくヤクザ。
政界だって例外じゃない。
「紙となんか書くものないですか?」
ライターをポケットにしまうノリさんに声をかける。
「ああ」といって、デスクから持ってきてくれたメモ帳に、頭の中に記憶した名刺の内容を書き出す。
「これ、ナナさん、あ、今は里美さんだ。
里美さんの会社の住所と電話番号、それに携帯番号です」
「あの女に売ってやれってことか」