彼女を10日でオトします
メモに視線を落とさずに、俺の目を覗き見る高智さんの瞳の光が強くなった。
「いいえ。これはただの情報。小さなお礼です」
「では」と言って立ち去ろうとした俺の動きを「たすく」と高智さんが止めた。
「たすく、また、コレさばいてみないか?
お前の後釜、使えないんだよ。すぐ売りもんに手を出す」
高智さんは、テーブルの上へ無造作に投げ出した覚せい剤入りの子袋を指差した。
「俺もクサには手ぇ出してましたけど」
「お前はガキの癖にズルさも、限度を知ってる。
リストを具現化しなくてもいい」
リストは全部頭の中にあったからねえ。
それに、何より、親父が政治家だからっすか?
に、しても。
「褒められてる気がしないんですけど」
「褒めてねえし。どうだ?」
これだけは、はっきりしてる。
「もう、こりごりです」
俺は、頭を下げてから、高智さんに背中を向けた。
「いいえ。これはただの情報。小さなお礼です」
「では」と言って立ち去ろうとした俺の動きを「たすく」と高智さんが止めた。
「たすく、また、コレさばいてみないか?
お前の後釜、使えないんだよ。すぐ売りもんに手を出す」
高智さんは、テーブルの上へ無造作に投げ出した覚せい剤入りの子袋を指差した。
「俺もクサには手ぇ出してましたけど」
「お前はガキの癖にズルさも、限度を知ってる。
リストを具現化しなくてもいい」
リストは全部頭の中にあったからねえ。
それに、何より、親父が政治家だからっすか?
に、しても。
「褒められてる気がしないんですけど」
「褒めてねえし。どうだ?」
これだけは、はっきりしてる。
「もう、こりごりです」
俺は、頭を下げてから、高智さんに背中を向けた。