仮眠室で囁いて

ざわついていたナースステーションが静まりかえった。

「けっ結構です！
私お腹すいてませんから大丈夫です。｣

「お前がよくても俺が腹へってるんだ。それに眠い。昨夜は仮眠室で仮眠とれなかったからメシ食ったら家に帰ってすぐ寝る｣

「お疲れでしたらお一人で食事されて早く帰られて休まれてください！私まだ業務引き継ぎありますのでお疲れ様でした｣

にっこり笑い頭を下げると先生はじろりと私を睨み付けた。

「はぁ何言ってんだよ。
俺が安眠できるようにお前が抱き枕になるんだろーが！｣

「はい！？
えっと、、、それって私も先生と一緒に寝るってことですか？｣

「当たり前だろ。
さっきからそう言ってんだろ。｣

先生の言葉を理解したとたん、顔が一気に赤くなったのがわかった。