ゴンドール森の魔女リュシカ。
リュシカとミモザはモリソン川に釣りに行きます。ゴンドール森を流れるせせらぎに。

そしてそこで他愛ない話をして現実逃避をするのでした。

そもそも自然とは現実逃避ではありませんか?

リュシカが気にしていたものは事務作業から地球環境問題、さらにゴンドール森の館の修理、料理、文献学、財政など多岐に渡りました。

そしてリュシカのその気持ちの根底にはゴンドール森の館の維持があったのです。

そしてそれは楽しい、とはお世辞にも言えないものでした。

ささやかな幸せ。ラジオ番組。
音楽とか。

小説とか。

そしてそれらさえも事務作業と無理解がつきまとったのでした。

リュシカは夜ゆっくりとします。

睡眠でした。
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