文の幸福
・文side


「おはよ」静香が私のイヤホン抜きながら挨拶してくる。

「おはよ!」笑顔いっぱいで答える。

「相変わらず、もっさい前髪ね。なんか、楽しいことあった?
最近、すっごい機嫌そさそうだけど。」

「・・機嫌悪くなんてしたことありませんけど?」

「んー悪いって言うか、妄想の世界より、コッチよりになってる?って感じ?」

「あ!陽子おはよ!」

「おはよ」

「それにしても、嬉しい!明日から夏休み!文は部活?」

「ううん、部活は先月いっぱいで終わりにしたよ。」

「そうなの?どうした、嫌な事でもされたか?」

「違うよ、静香、世の高校生はインターハイが終われば、引退ですよ?」

「そうだっけ?文は柔道だったよね。負けたの?」

「うん、毎度、一回戦負けだよ」

< 135 / 225 >

この作品をシェア

pagetop