文の幸福

「文。」と仁が呼ぶ、時計を見ると四時だ。

「お疲れさまです。仁は今来たの?」

「嫌、三時に出勤で、仕事片してきた、勉強はかどってる?」

「ううん、つまずいてる。  えい!辞めだ!」

「辞めるの?大丈夫?」

「うん。仁とキスしたい。ダメ?」と少し頭を傾けながら仁の目を見る。

「・・・ダメじゃない。来て」

と手を引かれて、いつもの本棚の裏の倉庫。

入ると最初の頃とは違って、かなり綺麗に掃除がされている。仁が頑張ったらしい。

ソファーの手すりに腰をかけた仁は私の腰に手を回してきた。

私は両手で仁の顔を挟んでジッと仁の目を見下す。

いつみても仁の目は色気が強い。

笑みを浮かべながら、見ていると仁の瞳が揺れだす。あーエロい!

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