文の幸福

「「おはよ。文」」

隣の席の陽子と前の席の静香だ。

「・・おはよ。・・・村人のテロが・・」

「・・また妄想?マジで通報されて死刑になるわよ。」
そんな事を言う静香の将来の夢は美容師。

「大丈夫!正真正銘の肝っ玉・極小っ子だから、現実にする事はないよ!」

「あんた、目つきでだけで、いつも誰かを犯してるじゃない。」

「嫌・・、そんなつもりは、一ミリもマイクロもないけど。気を付けます。」
         基本、私は素直だ。

「で?昨日の藤井君はなんて?」

「藤井君??昨日の人?
“一回でいいから、顔を踏んでください!”って。
・・・パンツみえるから断った。嫌だ。」

「そこ?一応、藤井君人気だよ?
ってか藤井君Mなんだ・・そそるじゃない。」

「全然だめだよ。“女の本能”はお願いされるものじゃなくて、与えられるものらしいからね。
しかも、目がギラッてて怖かった。おー怖っ!」

「でた、エマニエル処女!
M男いいよ?泣くまで我慢させる姿なんて悶えるくらい可愛いわよ?」
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