文の幸福

「ここで、なにしてんの?」

はっ!としたように、携帯から視線を上げた文ちゃんはとっても驚いていいた。

「大谷さん!?・・・え?、もしかして、ココ、、家?」

「そう。文ちゃんは雨宿り?」

「・・?文ちゃん?」

・・・・・
しまったぁぁぁぁぁ!!心の中ではガンガン文ちゃんってよんでたけど、苗字ですら呼んだ事ない・・・。

オレこう見えて、頭いいのよ?難関T大なのよ?なのに、ミスったぁぁぁ!

し、仕方ない、冷静を装うしか残ってない、、

「昨日名前きいたから、、悪いのか?」

・・・上から目線で、了解をえるオレって誰?

「ううん、大丈夫です・・。・・・大谷さん家ここなら傘かしていただけませんか?急に降られて準備してなくて」

「いいよ。とってくるから待ってて。」

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