無敵の総長は地味子ちゃんに甘すぎる



....って、さっき悠莉はなんて言った?


『未桜があの桜雅君と付き合ってるんだから....!』


「つ、付き合ってる!?律くんと私が....!?」


思わず立ち上がれば、興奮状態の悠莉にガシッと肩をつかまれる。


「ほら、''律''って名前呼びだし。さあ、白状しなさい....!」


「ひ、ひぃ~っ」


あまりの迫力に、私は口を開くしかなかった。







「ふーん....桜雅君とはニセの彼氏彼女。しかも、桜雷のお姫様になったと」


「さ、さようでございます.....」


お姫さまってガラじゃないんですけどね....。


すべてを話終え、そっとため息をつく。


腕を組みながらじっとこちらを見つめてくる悠莉に、正座をしながらコクコクと首を振った。



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