無敵の総長は地味子ちゃんに甘すぎる



「....他に隠してることは」


「ないでございます、」



悠莉の固い声に、やっぱり怒らせちゃったかな....と、おそるおそるを抱えながら顔を上げると。


「....もう、私に隠しごとするなんて100年早いから」


呆れたような、でもどこかやさしさを含んだ笑みを浮かべていた。



「これからは隠し事なしだからね。約束やぶったら、未桜の嫌いなカエル100匹用意してやる」


「か、カエ...っ、りょ、了解しました!」



うぅ、想像しただけで寒気が....っ。


でも、悠莉のやさしい笑顔を見たら、話してよかったと心から思える。


これで一安心.....なんて、ほっとしていた私に。



「でも、まずいかもよ?」


「ん?なにが??」


「や、だってさ。私まで噂広まってるってことは、多分1年ほとんどの人知ってるってことでしょ?」



────あ


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