無敵の総長は地味子ちゃんに甘すぎる



軽く頬を手で触れてみると、あまりのツヤツヤともちもち感にびっくり。


.....晴さんに、いっぱいお礼しないと。



なんとなくスマホに視線を移すと、時刻は7時45分。


お風呂に入って、30分が経過していた。


あんまり時間をかけると迷惑だよね、早く着替えないと....!



下着を身に付けて、その隣に畳んであったスウェットに手に取る。


ほんのりと甘い香りがして、ドキッとする。



──これは、律くんが借してくれたもの



まず上だけ着てみると、腕から腰まですっぽり収まってしまう。


身長差があるだけに、これじゃあワンピースみたい。



下.....は、緩くて落ちちゃう。


膝真ん中くらいの丈だし、大丈夫かな....?


鏡の前でクルッと回ってみて、不自然なところがないか確認して。



< 217 / 430 >

この作品をシェア

pagetop