晴れ所により雷雨、所により告白【続編完結】
テニスに
 翌朝、私は着替えのジャージを手に迎えに来てくれた課長の車に乗り込む。

「晶は、テニスしたことある?」

運転中の課長に聞かれた。

「高校の授業でやったくらいです。
 元々、運動神経がいい方じゃないので、
 課長、多分、呆れると思いますよ。」

と私は前もって申告しておくが、

「くくっ
 大丈夫。そんなに期待してないし。
 何より、その方が手取り足取り教えられる
 だろ?
 ラッキー!」

と課長は笑顔で答えた。

手取り足取りって…

私は、つい想像してしまい、恥ずかしくなって視線を窓の外に逸らした。


 コートに着くと、課長は後ろから着替えの他に、ラケット数本とボールがたくさん入った籠を取り出した。

課長は更衣室に案内してくれて、

「着替えたら、そこの自販機の前で
 待ってるから。」

と自身も着替えに更衣室へと向かった。
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